2016/10/11
今回は、経費の分析 についてです。
前回は、同業他社比較よりも自社過年度比較の重要性について説明しました。
そして、今回は、経費の分析についてですが、そのイメージ図はこちらです。
ん?どこかでみたことがある図だぞ、と思われた方は、熱心な読者だと思います。
ありがとうございます。
そうです、これとほぼ同じです。
そうです、売上高を、経費に変更しただけです。
売上高の分析においても、過年度比較の要因を、単価と数量に分解したように、各種経費についても、単価と数量に分解して、それぞれその要因を検討することが合理的な検討になるということです。
特に、経費については、主要な勘定科目については、この分析は欠かせないでしょう。
また、経費は、売上に比べ、自社内の管理可能性が高い項目であることから、売上高よりも入念に分析、検討し、改善策を検討することで、経営改善という成果が出やすいところだと思います。
経営改善の基本は、管理可能性の高いところから優先的に改善を行うことであり、そのためには、経費の分析は重要です。